ゴールドスタードライバーズクラブオブジャパンが発足

2013.06.06

6月4日に東京都内のホテルにて、「ゴールドスタードライバーズクラブジャパン」の発足パーティが行われ、日本のモータースポーツ黎明期から第一線を走り続けてきた名ドライバー達31名が出席しました。

日本のモータースポーツの歴史はまだわずか50年程度ですが、その間に国内レースを盛り上げ、また海外レースに遠征して成績や記録を残したドライバーは数多くいます。モータースポーツの発展に貢献した彼らが交流し、現代にその功績を残し、また後世に引き継ぐことが目的のこの会には、1973年以前の主なカテゴリーで活躍したワークスドライバーと主要シリーズのチャンピオンなどが入会しています。マツダ関連では、ワークスドライバーだった片山義美、寺田陽次郎、従野孝司が推薦され、入会資格を得ています。パーティに出席した寺田さんは、「このような会ができたのはとてもいいことだと思っています。我々のグループが若い人の励みになって、正しいモータースポーツを続けていけるように、我々も頑張っていきたいと思います」と語っています。

また、1970年代にマツダオート東京から富士グランチャンピオン(GC)レースなどに出場していた岡本安弘さんは、「思えば、JAF(日本自動車連盟)もなかった時代から自動車に携わっていた私は、この業界がもっと良くなるようにとJAFを創設するときにも声をかけていただきました。今回のゴールドスタードライバーズクラブも、発起人の皆さんや会の趣旨は素晴らしいものです。ぜひ協力をしていきたいです」とコメント。トヨタ・チームトムスの監督として活躍する関谷正徳さんも、かつて静岡マツダから富士GCやツーリングカーレースに出場していたことがあります。関谷さんは、「今までこのような会がなかったのが不思議なことで、やっと作ってくれたなという思いがあります。我々の後輩、若い世代のドライバーたちが憧れてくれるような会にしていきたいですね」と話していました。

(文・写真 MZRacing www.mzracing.jp)

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